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ここにいる自分

2007/04/29
パパとカズが博多で過ごした間、
ママは金曜日に引き続きのイベントお手伝いをしていました。

午前中は「かるべカフェ&ランチ」
夕方から「ウォン・ウィンツァン ピアノコンサート」

言葉では言い表せない感動をいただきました。
カフェ&ランチでは、日頃ほとんど料理しないこのワタクシが、
かるべさんのサポートをさせていただきました。
自分から申し出たのですが、半日をかるべさんの側で過ごして
「料理する姿」を拝見し、ますますファンになりました。
手際よく、しかも丁寧。
愛情たっぷりのランチはとても美味しかったです!
かるべさんのランチ
 *玄米黒豆ごはん
 *クレソンのお味噌汁
 *もちあわのふくさ
 *自家製豆腐の白和え
 *きのこの自家製ポン酢あえ
 *鉄火味噌
 *佃煮(おまけ)


夕方からはウォン・ウィンツァンさんのピアノコンサート。
リハーサルを聞いているときからウルウルしていましたが、
本番始まってからすぐに涙が溢れてきました。

言葉にすることが難しいのですが、
優しさと温かさに包まれた気がしました。
そして、揺さぶられまた抱きしめられた、そんなコンサートでした。
想像していたのとはまったく違い、優しく気さくな感じのウォンさんの
お人柄がそのまま曲や演奏に表れていて、とても癒されました。
60名という少数限定のコンサートだったため、
ピアノの音が体に直接伝わってくる感じでした。
思えば、小さい頃にはコンサートに連れて行ってもらっていたのですが、
もう長い間ピアノの生演奏なんて聴くチャンスなかったのです。

特に即興は、瞑想を取り入れているウォンさんらしい素晴らしい演奏でした。
過去でもない未来でもない『今、ここにいる自分を感じる』ことができました。
瞑想の中で、私は風になびく草原の上を低空で飛び、
いつしか宇宙へ飛び出していました。

小さい頃「さびしい地球人」という話を読んで以来、
時々「自分が『かぱはし』という人間としてこの宇宙に存在し、生きていること」を
ジーっと静かに考えて、言いようの無い孤独感を味わってきました。
ただ、その孤独は決して恐ろしいものではなく、なぜか心地いいのです。
宇宙に抱かれている感じ・・・でしょうか。

ウォンさんのピアノを聴きながらそんなことをまた思い出しました。
地球以外のどの星にも生命が存在していないとすると寂しいですが
その孤独も、静寂の中で存在する『自分』を確認できる
とても澄んだ美しい空間に思えるのです。

ま、その感覚は言葉で説明してもなかなか他の人に伝わらないので
自分の中にそっと大事にしまっていたのですが、
今日は久しぶりにそんなことを感じたので書いてみました。
この感覚、だれか共有できるととても素敵なんだけどなぁ~。

さて、ウォンさんは8月に公開される日中共同映画「純愛」の
音楽監督をされたとのことで、その映画音楽も演奏して下さいました。
中国残留婦人がテーマの映画だそうですが、最後の曲は私には
「許し」の曲に聞こえました。
きっと抗し難い状況に翻弄された女性が、
時を経てすべてを許し、一人の人間として輝いて歩んで行く・・・
そんなエンディングに思えました。
映画が楽しみです!(できれば上映会を企画したいなぁ~!)

とにかく充実した1日でした。
今回のイベントへの関わり方が自分の中では中途半端だったので、
どこかウジウジした気分もあったのです。
でも、コンサートを終えて、自分なりに精一杯関われたと
清清しく、やり遂げたという達成感を味わうことができました。
私自身にとって、自信になる素晴らしいイベントでした。
自分がこんなに楽しめたのだからきっとお客さんも同じだろうと思えるほど。

誘ってくれたkanaさん、
そして何より会議やイベントの度に
「いいよ!」と快くカズと過ごしてくれたトモくんに感謝します。
素敵な時間をありがとう!
かぱはしは前に進んで行きますっ!

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